天然かけ流し温泉の七里田温泉館「木乃葉の湯」・「下ん湯」

七里田温泉「下湯(下ん湯)」(ラムネの湯)

超高濃度の炭酸泉「下湯」はくじゅう連山の火山の恵みをうけ、長湯温泉などと共に、高濃度の炭酸を含む源泉がこの流域に多く存在します。その中でも一際注目を浴びている炭酸泉がこの、下湯(ラムネの湯)です。温泉通にの皆さんには是非一度訪れて頂きたい、シュワシュワの泡付きが忘れられない、印象的な温泉です。

外観

100年近い歴史を残した建物をリニューアルして、2023年7月より新たな下湯(下ん湯)が完成しました。炭酸ガスの滞留を防ぐ意味やお年を召した方にも使い易い様にバリアフリーな造りとしました。

下湯(下ん湯)の外観

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脱衣場(女湯)

脱衣場はゆったりとしたスペースを取りました。

脱衣場(女湯)

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脱衣場(男湯)

男女共同じ作りですが広めのスペースになりました。

脱衣場(男湯)

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湯口

以前の様に火山岩とは違い秘湯感はなくなりましたが、一般的な温泉の湯口の様な奇麗な湯口となりました。

下湯の湯口

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炭酸泉

浴槽に浸かって少しすると体中にプチプチとくすぐったい位に小さな泡が着いて来ます。これを書いている私が子供の頃、掛け湯もせずに飛び込むと、まるでソーダ水に飛び込んだ様に白い泡だらけに浴槽中なったものです。(何分子供の時の話なのでエチケット上かけ湯はお願いします^^;) これが炭酸ガスの気泡です、体についた泡に文字を書いたり、ラムネみたいだと砂糖を入れて飲んで見た事もありますが、流石にぬるいお湯のラムネは美味くないですが、入浴については一度体験して欲しいとても高濃度の炭酸泉です。

浴室

以前より少し広めの浴槽とシャワーのついた洗い場を新設しました。

下湯(下ん湯)浴室

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浴槽

下湯(下ん湯)浴槽

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洗い場

全体にこじんまりした造りですがシャワーを新設しました。

下湯(下ん湯)洗い場

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トイレ

トイレも清潔なウォシュレット付きのトイレになりました。

トイレ

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新しい下湯(下ん湯)の名札( *´艸`)

設備を一新したので、表札?看板?も新しくなりました。

下湯(下ん湯)の外観

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下湯(下ん湯)からの眺め

お風呂を出て、木乃葉の湯への帰り道で一番最初に入ってくる眺めです。左手に川が流れ、遥か彼方に見える山は大船山(たいせんざん)割と初心者にも優しい山です。

下湯(下ん湯)からの眺め

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下ん湯(ラムネの湯)こぼれ話

お湯の温度は37℃前後と、冬の入浴には少々勇気が要りますが、行楽シーズンの始まる4月末位から、10月位までなら気持ちよくご入浴頂けるでしょう。この温度ですが、自噴の源泉かけ流しで何も手を加えない状態の炭酸泉で、そのまま入浴可能な適温に近い炭酸泉は国内にも少ないと聞いています。通常湯温が上がるにつれ、炭酸の溶存炭酸ガス濃度も少なくなるため40度が限界と言われて居るようですが、そんな特殊な泉質でありながら、加温など人の手を加えず入浴できる炭酸泉で、これだけの泡つきと炭酸の体感を得られる温泉も少ないと聞きますので、是非ご自身の目と身体で確かめて頂けたらと思います。

また飲用すると胃腸に良いとされ、昔から地元の人には飲まれていました。味はやはり鉄分・ミネラル、炭酸などを多く含むため、美味しいと言える物では有りませんが、なんとなく「効きそう・・・」と思わせる味です。

尚、こうした七里田温泉「下ん湯」のファンの皆さんが、色々とレポートや記事を沢山書いて頂いたおかげで、随分と多くの方に知られるようになった下ん湯ですが、記述上「下ん湯」と言う記述を良く見かける様になった事から、私達七里田温泉でも「下ん湯」との記載を使用することにしました。

これは九州、大分の方言的なもので「~の」を「~ん」と表現する事た多い事から、下の湯=下ん湯となり、下湯、下ん湯、下の湯どれも間違いではありません。最近の方言見直しに乗じて下ん湯と呼ぶ事になりました。

下湯(ラムネ湯)に入るには?

下湯入浴は「木乃葉の湯」で受付となります。入浴料は木乃葉の湯でチケット買って頂いた上で下ん湯(ラムネ湯)に入りたいと管理人に言って頂き1,000円のデポジットをお預かりした上で、カギをお貸ししますので、これを持って入浴してください。お預かりした1,000円は入浴後鍵を返して頂いたらお返します。

入浴上のご注意

先にも書いた様に、高濃度の炭酸泉のため、同時に同等の炭酸ガス(二酸化炭素)を含みます、このため以前の施設は半地下状態で地表から1.5m程低かったため、空気よりも比重が重い炭酸ガスが浴槽近くに滞留し酸欠状態を起こす危険性があり、扇風機から、大型の換気扇へと切り替わりましたが、今回リニューアルで浴槽を地面と同じ高さまで上げる事と、湯口付近両側に換気扇を備える事で対応しました。 過去にフジテレビ「ザ・ベストハウス123」で、3位では有りましたが、"危険な温泉ワースト3"などと言う、受け狙いの取り上げ方をされた事により誤解を招いた部分も有り、ご心配をされるお客様のいらっしゃいましたが、今回のリニューアルで半地下だった浴槽を地表と同等の高さにした事と、前記した通り湯口付近を換気扇による強制換気をする事で改善しましたので、安心して入浴頂けると思います。ただ、それだけ溶存炭酸ガスが多いと言う事で、この炭酸泉のシュワシュワ感と泡付きを是非一度体験して下さい。

暖かい時期は窓を開けるのも良いですね。

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アクセス

七里田温泉「木乃葉の湯」
所在地 〒878ー0202
大分県竹田市久住町有氏4050
営業時間 AM9:00〜PM9:00
TEL 0974-77-2686
駐車場 35台可